「女の戦いって自分はリングに上がったつもりがなくても始まってるもんなのよ・・・」仕事でよその会社を訪れた時のことを振り返って友人はこう言いました。 その会社は部署ごとに男女の割合に差があり、その日初めて女性ばかりの部署に打ち合わせに行ったそうです。 女子高のような雰囲気を想定していた友人は部屋に入るなりそこの部署が醸し出す空気に押されて勝手に体が後ろに1センチ動いたそうです。そこにいたのは髪も服も靴もすべてに抜かりなく、いつでも男性に見初められる準備は出来ているという女の集団だったのです。 「常に臨戦態勢なの。爪もしっかり研いであってさぁ。アタシのこと舐めるように見るんだよ。」 そう恐ろしげに語る友人が中でも一番印象的だったのがデスクだそうです。 品よく整えられたパソコン周りと仕事が出来そうなフォルダの配置とそれでいて女性らしいデスクトップの壁紙。 他の部署から来る男性社員に如何に自分が良いメスであるかをあらゆる角度からアピールしているんだそうです。「まるで、自分と結婚したらこんな家庭になりますよっていうモデルハウスみたいなの。 やさしさ押しの女は犬とかウサギの壁紙でしょ。女らしさは花でしょ。いくら金がかからんとはいえ仕事中に壁紙探してたらウチの上司なら説教ものだね。」 確かに多くのサイトは無料ですが、友人が言うような人たちならば良い女を演出するためならいくらでも払いそうな気がします。 「アタシを会議室に通す時も靴やバッグに痛いほどの視線を感じるわけよ。感じ悪くて内心アマゾネス一号二号って呼んでたのよ。まぁ最後はみんななんかいい人でさぁ~。」 ・・・・・・友よ。 それは女としての戦闘能力を値踏みされた結果だったのでは・・・?なんて口が裂けても言えませんでした。
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